これまでの変化

日本の葬式はどのように変わってきたのか

人が亡くなったその日のうちに通夜が営まれることはまずありません。ごく稀に死者が蘇生することがありますので、死亡から火葬までは最低でも丸1日以上あける必要がありますが、火葬場の空きがないというケースが意外にたくさんあります。現実的なことを考えると、火葬場の予約が取れた日から逆算して、通夜や告別式の日程が組まれるようになる場合が多いです。まず1日目の夜に通夜を行い、2日目に告別式を執り行った上で遺体を火葬に付すという流れが一般的になっています。ただし、ここ数年、通夜を行わずに告別式と火葬だけで葬儀を済ませるという人が多くなってきました。そのような形式の葬儀を一日葬と呼ぶことが多いのですが、遺族や参列者の負担を軽減することができるため、一日葬が営まれるケースが徐々に増えてきています。

今後の葬儀はどうなっていくのか

今後は、葬儀形式の多様化が進むだろうと考えられています。現在でも、通夜を行わない一日葬や、通夜だけでなく告別式も行わない直葬形式を採用するケースが増えてきていますが、これからはその傾向がさらに強まるのではないかと予想されています。そもそも従来一般的に行われてきた形式の葬儀には、費用がかかりすぎるという批判があります。棺桶や祭壇などのグレードをどうするかによってかかる費用が大きく変わってくることになりますが、最低でも200万円前後の費用がかかるのが普通です。しかし、葬儀費用は現金一括払いが原則なので、お金を用意することができないという人が実際にかなりいます。また、たとえお金を持っていたとしても、葬儀にそこまで高額の費用をつぎ込むことに疑問を感じる人が多くなってきました。そのため、今後は低料金で営むことができる葬儀形式を希望する人が増えるだろうと考えられています。